有意義な繋がり:良いビジネスに確実性と感情移入はなぜ必要か - Eight Inc.

有意義な繋がり:良いビジネスに確実性と感情移入はなぜ必要か

By Alexandra Almaral 10月 6, 2015

私たちの想像以上に人との繋がりは重要です。人間は、意味を見つけるために、繋がりを求めます。

私たちが常に「繋がっていて」、オンラインの社会的ネットワークやデジタルチャンネルが私たちの生活を向上させている世界では、人と人との繋がりは、より価値のあるものになっています。

グローバルな一市民としての私の今までの経験は、現在私が勤務する会社で仕事をする上で、絶対に欠かせない要素です。私たちは、人として皆相互に繋がっていると思います。ネットワークの重要性と構造を理解することは、社会、そしてビジネスにおいて個人を成長させます。

私はベネズエラで生まれ、11歳でアメリカの全寮制の学校へ入学し、言葉を超えて、感情的な知性と感情移入が

コミュニケーションと人間関係を構築する上で重要なことだと学びました。

それから私は、世界のいろいろな場所に住みました。そのたびに変わる環境や試練は、今の自分を作り上げ、現在の本当に好きな仕事へと私を導いてくれました。

その経験から学んだスキルは、クライアントの課題を理解し、彼らの人となりを知る時間を取り、消費者のニーズを

優先することを土台として、世界中で戦略的パートナーシップを築き上げる手助けとなっています。

一個人として、私たちは複雑な多次元のネットワークの中で生活をしています。そして、その構造の中に存在すること、個々の役割、周囲との関係性は、私たちの人生にそれぞれ異なった意味を持たせています。

ビジネスの困難な状況を理解するには、人間の複雑さを認識し、物事を総体的に捉えて型にはまらないことです。

ビジネスの決断をする上で、人を中心に物事を考えることが長期的な成功への鍵となります。

Eight inc. は、ヒューマンエクスペリエンス(人間の経験)をデザインするという表現を使いますが、これは単なる

バズワード、業界用語として人の目を引くことだけではありません。それは、人の考え方、感じ方、行動の仕方に変化をもたらすという、意味ある体験を生み出すことです。

この数年でデジタルに関する話題がクライアントとの会話の中で主体となりました。それは、さらに新しいアプリを

構築したり、デジタルでビジネスを確立することなどです。

その一方で、ビジネスのリーダーはそれも限界があると感じ始めており、必ずしも多くが予想するような効果はない

と思っています。クライアントが求める新たな動きは、デジタルからフィジカル、つまり物質的存在に光を当て、体験的なアプローチへと逆戻りしています。人はポップアップストア内での実際のイベントなどでフィジカルな体験を

することで、強い繋がりを構築することができるという認識が広がっています。

今日のテクノロジーの機能は、人間が必要とするふれあいの面が欠けています。したがって、スマートなビジネスは、最終的に忠誠と信頼を作り出すために、一人一人の繋がりの回復がフィジカルな経験に織り込まれる必要があると理解されます。通常のビジネスや投資利益率(ROI)を高めるという考え方の代わりに、体験による満足度で回収する

ことが成功の指数を図ることだと考えます。

シェアイング・エコノミーやコンビビアリィ・カルチャー(各人の間の自立的で創造的な交わりと、各人の環境との

同様の交わりを意味する)の成長は、分かち合う、マルチ感覚、価値や目的により動かされ体験すること、といった

欲求が反映された結果です。全てを取り除き根本に戻った時、我々のほとんどは、何かに属し認識されたいという感

覚、幸福の追求、目的に対する欲求など世界共通の同じ欲望を共有します。これからのリーダーは、これら不可欠で

ある共通の欲求を理解したうえで、それぞれ個々に合ったサービスや商品を提供することを目指しています。

Airbnb は、本質的に「人間」の価値である親切さを根本とする典型的なビジネスの例です。

この会社は消費者に柔軟なサービスを提供しています。意識的な消費は、選択、価値、目的、新たな測定法が統合

したニュアンスのあるアプローチを必要としています。

私は若い頃から、人間同士の繋がりを理解することを第二の天性としてきました。しかし、それをどのように定義

付けし、価値を計っていけばいいのか、問題はまだ残っています。

繋がること、信頼すること、親切にすることは新しい通貨になれるのでしょうか?

もし、通貨と為替の観念が変化するのなら、目に見えないものをどうやって計ることが可能なのでしょうか?

心の中で長期的な視野を持ち、投資収益ではなく、経験からの報酬へという発想のみが前に進む道を築いてくれる

のではないでしょうか。

*下記の引用は、人間のコミュニケーションと感情的発達における人間同士の触れ合いという役割を詳しく調査するための研究です。

Paladino, M.P., Mazzurega, M., Pavani, F., & Schubert, T. (2010). Synchronous multisensory stimulation blurs self-other boundaries. Psychological Science, 21, 1202-1207

Wilhelm, F. H., Kochar, A. S., Roth, W. T., & Gross, J. J. (2001). Social anxiety and response to touch: Incongruence between self-evaluative and physiological reactions. Biological Psychology, 58, 181-202.

Alexandra Almaral is a Director in Eight Inc's London studio